ロブロ・マルシャン

ロブロ・マルシャン

シャンボールの新人がまたひとり、大きく開花しました。

 2001年、醸造学校を卒業してすぐにドメーヌを継承し、本格的に自社ビン詰めをはじめたフレデリック・ロブロは当時24歳。若かった彼に、親身になって栽培・醸造両面でのアドバイスをしてきたのは、クリストフ・ルーミエとドミニク・ル・グエンでした。2004年、「クリストフとドミニクに説得されて除草剤と殺虫剤を撒くのを止め、畑仕事の時間を3倍にしました」。

このドメーヌは毎年訪問して試飲していましたが、2008年秋に2006年ヴィンテージを試飲して、あまりの変貌ぶりにぶったまげ、即契約を結びました。蓋を開けてみれば、シャンボールやヴォーヌ・ロマネのプルミエクリュのみならずエシェゾーまで所有している1900年創業の老舗でした。

 「尊敬できる先輩たちと腕を磨き合いながら、僕自身のシャンボールのスタイルを確立したい」(フレデリック・ロブロ)。

 「僕の結婚式の幹事もやってくれた(笑)、とにかく真面目でいいヤツ。廃業するドメーヌが増えてきている我が村にあって、もっとも若い世代の造り手として大いに期待している」

(ドミニク・ル・グエン)。

 まだ無名ゆえの、異常なコストパフォーマンスの高さにもご注目下さい。

■所在村 Chambolle-Musigny

■醸造家 Frédéric Roblot

■所有畑面積 8ha

■ドメーヌ継承年 2001年

■栽培における特記事項 厳格なリュット・レゾネ。除草剤、殺虫剤は一切使用しない

醸造における特記事項 除梗85~90%。天然酵母のみで発酵。一部木製開放発酵槽を使用

■販売先 ヨーロッパの個人の愛好家がほとんど。フランスのレストラン

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